◆講師◆

石出　和博

  kazuhiro   ishide

「現代日本の建築」

に紹介されました

石出　和博

1946年　芦別生まれ。
1970年　北海道産業短期大学建築学部卒業。
1971年　科学技術長官賞受賞。
1973年　藤田工務店入社。
1985年　一級建築士事務所アトリエアム株式会社設立。
1996年　林野庁と道の支援を受け、道産木材活用システム　

                             ハウジングオペレーション(HOP)株式会社設立。
1997年　グッドデザイン北海道受賞。

2000年　NPO法人「森をたてようネットワーク」理事長

悩みを抱える方、建築が好きな方・・・、塾生たちの参加理由はいろいろ。

石出　みなさんには「ハウスドクターの住まい塾」に熱心にご参加いただき、よいご縁を結ばせていただきました。今日は「ハウスドクターの住まい塾」を受講した感想などをお話し頂ければと思っています。Tさんは何度も受講してくださっていますね。

Tさん　私は設計家になりたいと思ったくらい、建築が好きなんです。石出さんの「ハウスドクターの住まい塾」からは、学ぶところがたくさんありますし、参加していて楽しいので何度も受講しています。
　Mさんは石出さんのところで家を建てられたんですよね。そのあとに「ハウスドクターの住まい塾」に通われたのはどういう動機だったのですか？

Mさん　家を建てた後に、石出さんが講師を務める「ハウスドクターの住まい塾」がある、というのを見つけてきてくれたのは私の母だったんです。”石出さんの講座だから、きっとすごく面白いんじゃないかしら。行ってみたら”って（笑）。

石出　あのころは、私も慣れていませんでした。講義もつたなかったと思うんですよ。

Ｍさん　いえいえ、毎回興味深くお話しを聞いていました。特に「子供を育てる環境としての家」という内容をよく覚えています。それに、家のこと以外にも、色々と有意義な時間を過ごさせていただいたんですよ。参加されていた塾生の方たちもいい方ばかりで、受講した後にランチに誘っていただいたり、年賀状のやりとりもさせていただいたり。ちょうど参加していたころは、子育てでぼろぼろに疲れていたので、自分のためにもとても良い時間でした。

Ｆさん　私のところは98歳の母と私たち夫婦で、三人足すと240歳にもなる高齢者世帯です。20年以上車いすで暮らしている母に、人生の最後を気持ちよく過ごさせてやりたいと思い、2年前に家を建てたのですが、建てたときから結露やつららがひどくて悩んでいました。どうにかして解決できないものかと困っていたところ、「ハウスドクターの住まい塾」を知って受講させていただきました。

大事にしたい「家」だからこそ。トラブル解決はお互いを信頼する心で。

石出　「ハウスドクターの住まい塾」は、悩みを抱えて受講される方も多いですね。公的な相談の機関もあることはあるのですが、解決してもらうのは難しい。私は、Fさんのように困っている方のご相談を受けて、ハウスドクターとして相談者と業者の間に入ったことが何度もありますが、トラブルの解決は大変です。

Tさん　衣食に関しては生活消費者センターなどの相談先がありますね。それに比べると住宅は何百倍、何千倍という値段にもかかわらず、相談するところがないというのはとても残念ですね。

石出　人がすることですから、欠陥というのは起こり得るんです。たとえば、クロスにひびが入ったり、タイルが浮いたりすることが絶対にないとは言えません。でも不都合があったときに、一生懸命直すことでまたご縁が続いたり、それを直しながら、大事に家を守ることが大切だと思うんです。

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NHK「ハウスドクターの住まい塾」講師・石出和博と塾生たちのフリートーク！