定山渓HOPの森の今 | 森をたてようネットワーク

■■■定山渓HOPの森の今■■■

■定山渓HOPの森とは・・・

定山渓HOPの森は、札幌市定山渓温泉街の程近くに位置します。2003年10月26日に植樹を行ない、『定山渓HOPの森』と命名いたしました。豊平川の澄んだ渓流がそばを流れ、小鳥のさえずりが明るく響く森の公園です。ミズナラが多く生育しているので、秋にはどんぐり拾いも楽しめます。対岸には美しいシラカバ林も広がっており、優しい緑に囲まれてほっと疲れを癒すことが出来るでしょう

写真左：2003年植樹祭記念集合写真

写真右：植樹場所に立てたHOPの森の標柱

2004秋　～どんぐりから始まる物語～

（昇順となっております。）

2005/10/9　拾ってきたどんぐり　～1年後～
昨年、2004年の10月8日に植えた「どんぐり」がこんなに大きくなりました！！寒い冬を乗り越え、夏の太陽を浴び、そして1年経った今こんなにたくましく成長いたしました☆
2004/10/8	2005/10/9
こんなところからも！！

2004/11/4　冬の予感

標柱付近

落ち葉の中にたくましく生えるアカエゾマツ。これから厳しい寒さの到来です。来春には、寒さを乗り切って強くなった苗木たちに会えることでしょう。

豊平川の源流

紅葉も終わり水墨画のような景色が広がっていました。

2004/10/8　拾ってきたどんぐりの種植え

拾った時に、もう少し根が出ていた気の早いどんぐりは土に植えました。

目が出るのは来年の春になるでしょう。これからの冬を乗り切ってくれることと信じています。

このHOPの森のどんぐり達の成長をお楽しみに！

2004/10/6　どんぐり拾い
定山渓HOPの森には、大きなミズナラが沢山育っています。10月上旬、まだ紅葉もこれからが本番という時期に、ミズナラの実（=どんぐり）を拾いに行って参りました。森は、緑の中に赤や黄色が混じり、鮮やかなコントラストを作り出していました。そして、大きなミズナラの気の下には、丸々と太った黒く光るどんぐりが、きらきらときらめいています。風邪が吹くと、枝から落ちてくるどんぐりの「カン、カラーン、バサッ」と言う音がとても神秘的でした。

どんぐりのなる木（ミズナラ）		色づき始めた美しいHOPの森

植樹木は大半が順調に育っていますが、中には残念ながら枯れてしまっているものもあり、胸が痛みました。もうすぐ2回目の冬がやってきますが、たくましく育つことを願い見守っていきます。

森は、緑の中に赤や黄色が混じり鮮やかなコントラストの木の下には、丸々と太った黒く光るどんぐりが、キラキラときらめいています。

昨年植樹したヤマモミジ

アカエゾマツ

つややかな光沢のある、丸々としたどんぐり

どのくらいの数のどんぐりを拾えるか、少々心配しましたが、そんな不安は吹き飛ばされ、子供のように無心になって拾っていました。どんぐりの実り具合は年に寄って豊凶があるといいますが、当たり年ではないかと思うくらいに、たくさん拾うことができました。

りすに負けじと拾います

↑写真をクリックすると拡大します

どんぐりの数を気にしていたのには、理由があります。実は、10月10日に開催される『HOP"森の教室"in法然院』の参加者にお渡しする記念品とするためだったのです。

「木を植えた人」朗読会でいただいた記念品に倣って、和紙で一つずつ包み、紙のこよりで口を縛ります。こうすることで、そのまま土に埋めてもどんぐりは芽を出すことが出来るのです。

参加者の分も含めて300個以上、一つ一つ心を込めて作成しました。美しいもの、味わいのあるもの、包み方にも個性が光っています。どんぐりも決して一様ではなく、どれひとつとして同じ物はありません。

『HOP"森の教室"in法然院』当日、参加者の方々は、本当に嬉しそうにこのどんぐりを受け取ってくださいました。

京都のかたにとっては、一足早い秋の便りとしてお届けすることができ、感動もひとしおです。

『HOP"森の教室"in法然院』開催報告>>>詳しくはこちらから

手作りの記念品。どんぐりが和紙に包まれています。

どんぐりがなる木～ミズナラ～

＜形態・生態＞

山地から海岸まで広く生える広葉樹。

高さ20～25m、太さ70～80cmになる。

5～6月に開花し、9～10月に堅実（どんぐり）が成熟する。

＜分布＞

日本　千島　サハリン

＜用途＞

材はかたく重いが、木目が美しい。

高級家具材、建築・器具材、しいたけの原木、公園樹などに使われる。

2004春から夏～木々たちの成長～

2004/8/1　下草刈り

いよいよ夏に突入しました。北海道は例年にない暑さに見舞われ、真夏日連続日数が更新されたほどでした。大事な植樹木たちの廻りに沢山の雑草が茂っているのでは？そう思い、下草を刈って、日の光を充分にあてさせ、雑草に土の中の栄養を奪われてしまわないよう手入れしてきました。

標柱の付近です。5月から比べると、一段と緑豊かな森になっていました。

雑草もチラホラ見えていますが、心配していたほどではなく、安心しました。

下草刈りには、2，3時間かかりましたが、なんとか雑草を取り除くことができました。

クロエゾマツを植樹した付近です。

雪の重みで斜めに傾いてしまった苗木も一生懸命育っています。

『HOPの森』の傍らを流れる豊平川の源流です。雪解け水も落ち着き，きれいな水面を漂わせていました。

2004/5/14　春の装い

雪が解け、北海道に遅い春がやってきました。

昨年植樹をしたHOPの森の様子を見に定山渓まで行ってきましたが、私達の心配をよそに苗木達は厳しい冬を乗り越え、元気に育っていました。

『HOPの森標柱』付近標柱も倒れることなくしっかり立っていました。こちらの廻には、アカエゾマツを植えましたが、元気に青々とした葉を茂らせていました。
		クロエゾマツを植樹した付近。少し傾斜のある土地で、雪の重みで斜めを向いています。

		植樹したヤマエゾザクラの芽。まだ今年はさすがに花は咲かないようです。是非ともきれいな花を咲かせてHOPの森を色鮮やかにして欲しいものです。